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トステム財団「町まとう家」

CLIENT

トステム財団

SUMMARY

「関東大震災後の新しい家」をテーマとしたコンペの建築設計

CONCEPT

震災を体験した後に我々はどのような家を建てるべきだろうか。
震災後、都会では電車がとまり、エネルギーの課題と、その時、帰宅難民者が発生し、その方達を受け入れる人たちもいて、コミュニティの課題が浮き彫りになった。
そのエネルギーとコミュニティの課題に貢献する新しい家のカタチを提案。
建築予定地である北海道大樹町は酪農の町である。夏の太陽エネルギーを貯めこんで育つ牧草は家畜飼料として生産されるが、その牧草を寒冷地における住宅の断熱材として、また発酵する時の熱を暖房エネルギーとしても利用することを提案。この町(≒牧草)をまるで衣服のように家にまとわせることで「厳しい自然環境の中でも人が生き抜ける環境」をつくりだすことができる。
また、家に牧草を着せる共同作業は地域の人々をつなげ、封鎖的になりがちな戸建住宅に地域との接点を持たせことができる。そんなエネルギー・コミュニティの課題に答える住宅である。


AWARD

・トステム財団主催「新しい家」住宅コンペティション最優秀賞 

・GOOD DESIGN AWARD2012

MEDIA

・新建築 2013年1月号

・a+u 2013:02 Architecture and Urbanism

etc.

YEAR

2012